リビングライフ Report 動作法おおみや
動作法おおみや
 動作法の対象は、からだ・こころ。つまりストレスによる疲労、肩こりや不眠、発達障害、集中力の向上や不登校、障がい児(者)や高齢者の動作の改善、スポーツや音楽などのパフォーマンスの向上など様々です。
自分で直す!からだとこころ、それが動作法です。
腰痛肩こり  わたしたちのからだとこころは、偏ったからだの使い方や酷使、肉親や親しい人の死や災害などに遭うと、からだを硬くして自分を守ろうとします。それが心身の不調につながっていくことがあります。そしてその不調は、からだの動きや姿勢に必ず現れます。動作法は、からだの動きや姿勢を手がかりにして、自分で「直す」お手伝いをいたします。

●動作法おおみや

住所/埼玉県さいたま市中央区新中里4-13-11
パールマンションI-112
TEL/ 048-638-0126


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大西 早速、動作法おおみやさんとして仕事を始められたのはいつでしょうか?
鈴木 2009年10月ですね。
大西 動作法というのはどういったものなんでしょうか?
鈴木 例えば朝起きて顔を洗うとき、歯を磨いているとき、意識していないんですけれども力を入れています。そういう力はお目当ての動きが終わると自然に力は抜けて次の行動に移っていきます。力を入れること入ることを動作法では緊張といいますが、強い緊張たとえば親しい人の突然の死にあうと、強い緊張状態になりなかなかリラックスするのが難しいだけでなく、それがからだやこころの調子を乱していくんですね。その調子の悪さは、からだの動きや姿勢に現れるのでそれを手がかりにして自分で解決するのをお手伝いするわけです。大西さんのお仕事はどうしても緊張を強いられる厳しい仕事ですよね。
大西 そうですね。
鈴木 そうするとどうしても緊張が疲労感や腰痛、肩こりとなりやすいのです。動作法は大きくは2つに分かれます。研究を中心にした実験動作法と臨床とです。どんな方に用いるかによって高齢者動作法とかスポーツ動作法とかに分かれています。からだとこころを持つ赤ちゃんからオリンピックの選手まで対象になります。おじいちゃん、おばあちゃんが寝たきりにならないように、転ばないように介護予防の観点からも使われています。また思春期の子どもたちの拒食、過食などの摂食障害などにも適用されて、その効果が確認されています。
大西 先天的、後天的なものでも対象になるセッションなんですね。もともと動作法と知り合ったきっかけはありますか?
鈴木 もともと中学校の教員をしていました。ちょうど勤務校の目の前に養護学校(現在は特別支援学校)があり、文部省指定(現在は文部科学省)の交流教育の研究をやることになったんです。それで、マンツーマン的に生徒に関わることもいいなと異動しました。養護学校はチームを組んで生徒と関わるのですが、一緒に組んだ先生が動作法とはちがいますが、からだに働きかける指導法をお持ちでした。それで興味をもち…結果的に動作法と出会いました。動作法自体は1960年代に開発されたました。特別支援学校の教員で動作法の名前を知らない方はたぶんいないと思います。最近は、社会的に心理臨床つまりこころの問題に対しても効果があることが広まってきました。
大西 どういった方が対象になるんでしょうか?
鈴木 お医者さんに診てもらってどこも悪くないといわれたのに調子が悪い人。高齢者、あるいは肢体不自由や発達障がいの子どもたちなど様々な人たちが対象です。
大西 動作法を受けることでパフォーマンスはどのように上がるんでしょうか?
鈴木 本来自分が持っている力や可能性を発揮できるようになります。にわかには信じられないかもしれませんが、自分のからだをコントロールするためには集中力が必要ですが、その力が学習の場面で生かされて成績があがったという話があります。認知症のおばあちゃんがお金を取られたと騒いでいたのが動作法によって「そんなことはないんだね」という現実検討能力がでてきたという話もあります。身体的な面では、オリンピックの体操の金メダリストが学生の頃、僕らの学会でデモンストレーションとして肩を弛めましたが、そのあと、倒立のパフォーマンスが全然違うということがありました。わたし自身が興味深かったのは、音楽の先生にほんの数分だけ動作法をしたことです。姿勢をみると彼女の踵にわずかに体重が掛かっていたので足全体で踏むようにしたら歌声が、すっと出たので本人が一番びっくりしていました。全国大会で何度も優勝するような高校の合唱部にいて声をだすためにいつも30分くらいウオーミングアップをするらしいのですが、それが数分で可能になったとのことでした。
大西 最初にいらした方へのアプローチはどんな感じで進んでいくんでしょうか?
鈴木 まずは姿勢やからだの動きを見させていただいて、その特徴を把握します。肩がきつそうだったら、つらくないですかというお声掛けをして、そこから楽にしていきましょうというように、進めていきます。
大西 整体とも違いますよね。
鈴木 整体のことはわかりませんが、動作法はからだへの働きかけを通して心理的な変容をめざすということですね。そして出来るだけ本人が努力をするように、そして自分の動きとして獲得できるように持っていきます。とはいっても、クライアントさんによっては、はい動かしてください、と言ってもなかなか動かない場合があるので、まず自分でからだを動かすために動きにくいところの緊張を弛めるお手伝いをします。あぐら座位、膝立ち、立位、歩行を邪魔している所の緊張を弛めながら、それらの姿勢をめざします。タテ系の姿勢というのですが、きちんとタテ系の姿勢がとれたときに本人が変わるんですね。実は動作法は説明してわかってもらうのがとても大変です。話だけではなかなか伝わりにくいので実際に動作法をやってみましょう。(実際にセッションを体験)
大西 ああ、楽になりました。肩こりが大変だったのですが…。肩がらくになっただけでなく気持ちもちまでが違いますよね
鈴木 からだとこころはつながっているので、からだが楽になると気持ちも同時に変化するのですよ。ここが動作法の魅力ですね。大西さんも動作法をする前は緊張して「必殺仕事人」状態でしたが…。
大西 すみません…。ほんとうにありがとうございます。
鈴木 こちらこそありがとうございます。
 
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