100万部突破の感涙ベストセラー「せか猫」が映画化。号泣必至の感動作に
【Story】
これは、余命わずかな僕に起きた、やさしい「愛」の物語。
余命わずかの30歳郵便配達員の前に、自分と同じ姿をした悪魔が現れた。世界から電話、映画、時計、そして、猫が消える…?
もしも、大切なものを一つ消すこととひきかえに、一日の命をもらえるとしたら。
もし僕が「余命わずか」と宣告されたなら・・・
僕は30歳の郵便配達員。愛猫・キャベツと一緒にふたりぐらし。ある日の午後。あまりにひどい頭痛がするので病院にいってみたら、脳に腫瘍ができて、余命わずかと宣告されてしまった。l
そんな僕の目の前に「悪魔」が現れたなら・・・
僕が、もうすぐ死ぬ?そんなこと簡単に受け入れられるはずがない。ショックで呆然とする僕の前に、ひとりの男が現れた。その男は、なんと僕だった。いや、違う。僕と同じ姿形をした(僕より指がちょっとだけ長い)悪魔だ。うろたえる僕に悪魔がささやいた。「世界からものを一つ消せば、一日の命をあげる」。ただし消すものは、僕にとって大切なものじゃなきゃダメらしい。 |