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(C)2006 Media Asia Films (BVI) Ltd. All Rights Reserved. 


[監督]アンドリュー・ラウ/アラン・マック
[出]トニー・レオン 金城 武 スー・チー シュー・ジンレイ  他


7月7日(土)よりみゆき座ほかにて全国ロードショー

傷ついた二人に愛を呼び戻した、殺人事件。
 2003年、クリスマス。香港島ランカイフォンのバーで飲めない酒を無理に飲み、ク リスマスの雑踏にまぎれようと努力する刑事ポン(金城武)と、そんな彼の親友でも ある上司のヘイ(トニー・レオン)は、ターゲットを監視していた。それは、女性ば かりを狙って殺人を繰り返す凶悪犯罪者。遂に動き出したターゲットにぴったり尾行 するヘイとポンは追跡の末、見事犯人の家への侵入に成功し、男を逮捕する。疲れ 切って自宅に帰ったポンは、ベッドですでに変わり果てた姿になった最愛の恋人を見つけ る。しかも死んだ彼女のお腹の中には、新しい命が宿っていた......。
 3年後。ポンは恋人の死から立ち直れず、刑事を辞職し私立探偵に転職。しかも飲 めない酒を浴びるように飲むようになり、アルコール依存症になっていた。ヘイは彼 とは対照的にキャリアも恋も順風満帆。香港の実業家で億万長者のチャウの一人娘ス クツァン(シュー・ジンレイ)と交際し、幸せな新婚生活を送っていた。
 そんなある日、チャウと執事のマンが自宅で何者かに惨殺される。セキュリティの 厳しい豪壮な邸宅で起きた殺人事件と、義父の死に動揺するヘイとスクツァン。すぐ に証拠品を持った犯人と見られる犯罪者が死体で発見され、金品目当ての強盗殺人事 件として解決するかにみえた。
だが、事件にはいくつも不可解な点があった。強盗殺人にしては残虐すぎる手口に、 完璧なセキュリティで見知らぬ者を寄せ付けない自宅への侵入法。犯行のプロセスや 動機がはっきりしているのにも関わらず、犯人とチャウを結びつける線が見つからな いことなど......。謎は増えるばかり。
 そこで、スクツァンは、ポンに捜査の協力を要請する。酒浸りでもこの事件がただ の強盗殺人事件ではないことにピンときたポンは、独自の捜査を開始することに。  一方、ヘイには誰にも言えない隠しごとがあった。独自に捜査を始めたポンに協力 するかたわら、スクツァンには薬をもって眠りにつかせるなど不穏な行動をとるよう になる。まるで事件のすべての糸を握って操るかのように......。
 事件の謎を紐解くにつれ、ポンはやがてヘイまでも疑い始める。そして、捜査線上 に浮かび上がったのは、1978年にマカオで起きた惨殺事件。そこには、思いもかけぬ 悲しい過去を背負った男たちの運命がかかっていたのだ。彼はなぜ復讐しなければな らなかったのか?その裏に隠された男たちの深い傷に触れた時、衝撃の事実に誰もが 心を揺さぶられるだろう。

(C)MMVI NEW LINE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 


[監督]トッド・フィールド
[出]ケイト・ウィンスレット、ジェニファー・コネリー、パトリック・ウィルソン、ジャッキー・アール・ヘイリー  他


7月28日(土)より、 Bunkamuraル・シネマ、シャンテ シネ 他全国ロードショー!

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心の中で大人と子供が揺れている。幸せ探しの部屋。
 アメリカのボストン郊外の住宅街ウッドワード・コートに住む主婦のさら・ピアース(ケイト・ウィンスレット)は2才の娘を連れて引っ越してきてまだ日が浅い。乙とのリチャード(グレッグ・エデルマン)は、企業プランディングの会社で成功し、ここに家を買ったのだ。サラは近所の公園でいわゆる「公園デビュー」をするが、他の主婦たちととけ込む事ができないでいた。”郊外に住む典型的な主婦はこんな感じなんだろう”と距離をおいて主婦たちを観察していた。

(c) 2006 Bear entertainment co., ltd. (c) Prime entertainment co.,ltd. All rights reserved.


[監督]ソン・ヘソン
[出]カン・ドンウォン イ・ナヨン  他


7月14日より、シネカノン有楽町、アミューズ他 全国ロードショー!

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■死刑囚の男と自殺願望の女。人生の果てに訪れた、奇跡のような"幸せな時間"
 男は3人を殺した死刑囚ユンス。女は3回自殺未遂をした元・歌手ユジョン。死から逃れられない、出会うはずのなかった二人。人生に絶望し、孤独を抱えた彼らが向き合うこととなった、毎週木曜日10時から13時の面会時間。初めは敵対心に満ちていた彼らが、やがて「私たちは似ている」ことに気づく。生まれて初めて、自分の言葉に心を開き、耳を傾けてくれる人、「本当の自分」をさらけ出せる唯一無二のかけがえのない相手に出会った。そして、初めて自分を赦すことができた。人生の果てで、ようやくめぐり逢えた幸せ。それは限りなく輝いていた。毎日が木曜日であってほしい・・・しかし、二人に許された"幸せな時間"は、長くは続かなかった──。
昨年9月の韓国公開前にチャン・ドンゴンやチャ・テヒョンなど多くのスター俳優たちが試写会に駆けつけ、涙を流したことで前評判が高まり、公開時には映画が終わってから立ち上がることが出来ないほどの感動と涙で観客を包み込んだ本作は、300万人を動員し、ラブストーリー映画の興行記録を更新した。『デッドマン・ウォーキング』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』といった死の淵での生の美しさを描いた名作に劣らない奇跡の感動作が、ここに誕生した。

(C)2007 木暮正夫/「河童のクゥと夏休み」製作委員会


[監督]原 恵一
[出]クゥ:冨沢風斗 
上原康一:横川貴大 
菊池紗代子:植松夏希
上原保雄:田中直樹(ココリコ) 
上原友佳里:西田尚美 
クゥの父親:なぎら健壱
キジムナー:ゴリ(ガレッジセール)


7月28日(土)全国ロードショー

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 『映画クレヨンしんちゃん』シリーズの『嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲』(01)、『嵐を呼ぶアッパレ! 戦国大合戦』(02)を監督した原恵一が、5年という年月をかけて劇場長編作品を完成させました! 『オトナ帝国の逆襲』は、子供だけではなく、大人をも感動させ大評判となり、日本のメディア芸術100選アニメーション部門に選出。『戦国大合戦』は2002年文化庁メディア芸術祭アニメ部門大賞を受賞しました。本作は、木暮正夫著作の「かっぱ大さわぎ」「かっぱびっくり旅」をもとに、原監督が自ら企画、脚本も担当。河童のクゥと小学生の少年・康一との出会いからはじまる物語は、友情、家族、思いやり、人とのつながりといった、いま、日本の家族の中で薄れつつある大切なことを思い出させてくれます。愛と優しさあふれる、ファミリー映画が、この夏、ついにスクリーンに登場します!!

(C)THE PETER MOORES FOUNDATION-2006


[監督]ケネス・ブラナー
[出]ルネ・パーペ リューボフ・ペトロヴァ ジョセフ・カイザー エイミー・カーソン ベン・デイヴィス シルヴィア・モイ トム・ランドル テゥタ・コッコ 他


7月14日日比谷シャンテシネ、テアトルタイムズスクエア他全国ロードショー

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■魔法の笛に導かれて出会った恋人たちのロマンチック・ファンタジー
 第一次世界大戦の塹壕戦のさなか、兵士タミーノ(ジョセフ・カイザー)が戦場にたちこめる毒ガスに命を狙われる。気絶したタミーノを救うため、夜の女王(リューボフ・ペトロヴァ)の侍女を務める三人の従軍看護婦(テゥタ・コッコ、ルイーズ・カリナン、キム=マリー・ウッドハウス)が毒ガスを一掃した。入れ替わりに兵士パパゲーノ(ベン・デイヴィス)が登場。毒ガスの危険を知らせるカナリアを飼育するパパゲーノを見て、タミーノはてっきりパパゲーノを命の恩人と思いこむ。調子に乗って作り話を披露するパパゲーノだが、従軍看護婦たちに懲らしめられ、おしゃべりができぬようガスマスクをかぶされてしまう。
 従軍看護婦たちは夜の女王の娘パミーナ(エイミー・カーソン)の写真をタミーノに見せ、パミーナ救出を依頼。やがて戦車隊を率いる夜の女王が登場し、最愛の娘パミーナを暗黒卿ザラストロ(ルネ・パーペ)に奪われた悲しみを切々と訴える。女王からの贈り物として魔法の笛を渡されたタミーノ、それにチャイムを渡されたパパゲーノは三人の少年の手引きにより、いざパミーナ救出の旅へ。
 ところ変わってザラストロの城塞では、部下のモノスタトス(トム・ランドル)がパミーナに乱暴を働こうとしていた。そこへ窓からパパゲーノが潜入、お互いの姿に驚いたモノスタトスとパパゲーノはその場を逃げ出してしまう。その後、パパゲーノはパミーナに事情を説明し、夜の女王のもとに戻るよう説得を始める。
 一方、城塞に入ったタミーノは、向かい入れた男をザラストロ本人と気づかぬまま、長い問答を交わす。男の話に耳を傾けるうち、タミーノはザラストロが平和を望む指導者であることを知る。パミーナの消息を確認するため、魔法の笛を高らかに吹くタミーノ。これに応えてパパゲーノがチャイムを鳴らすと、モノストタスと兵士たちは浮かれて退散してしまう。
 指導者ザラストロを讃える群衆の歓呼を見て、タミーノはようやくザラストロの正体に気づく。パミーナがザラストロに許しを請うと、ザラストロはこれを快く受け入れ、代わりにモノスタトスを伍長に降格した。ザラストロは戦場に"楽園"をもたらすため、タミーノたちに困難な試練を課すことにする......。
 無数の墓碑が建ち並ぶ共同墓地で、平和への祈りを強く胸に刻むザラストロと群衆たち。若い娘が得られるとあって、パパゲーノもタミーノの試練に参加を決意した。まずは"沈黙の試練"。従軍看護婦たちが巧みに話しかけるもタミーノは頑なに口を閉ざし、おしゃべりなパパゲーノを制してなんとか試練を遂行した。
 一方、風車小屋に幽閉されたパミーナを見張るモノスタトスは、よこしまな感情を露わにする。そこへ復讐心に燃える夜の女王が登場し、パミーナに短剣を渡してザラストロ殺害を強要。様子を伺っていたモノスタトスがパミーナに迫るも、ザラストロが現れてモノスタトスを追放し、パミーナに復讐の無意味さと寛容の心を説く。
 引き続き"沈黙の試練"を遂行するタミーノとパパゲーノ。パパゲーノは突如現れた老婆をからかい始めるが、この老婆、自分にはパパゲーノなる恋人がいると謎めいた言葉を残して去ってしまう。そこへ三人の少年が煙突から登場、ザラストロから託された魔法の笛とチャイムをふたりに渡す。三人の少年が差し入れた酒や食べ物に、むしゃむしゃとありつくパパゲーノ。やがてパミーナが現れるが、タミーノが口をきいてくれないため、深く傷ついた彼女はその場を去ってしまう。
 タミーノの努力を認めたザラストロは、さらなる試練を課すことに。パミーナとの再会も束の間、タミーノは戦地に赴く。"沈黙の試練"から脱落したパパゲーノは監獄にぶちこまれ、独り身のつらさを訴える。そこへ先ほどの老婆が登場、愛の誓いを迫ったため、パパゲーノはしぶしぶこれを承諾。老婆はうら若きパパゲーナ(シルヴィア・モイ)に変身し、パパゲーノが思わず抱きつこうとするものの、パパゲーナはどこへともなく消えてしまう。
 タミーノとの別れに耐えられないパミーナは短剣で自殺を図るが、三人の少年に説得され、タミーノへの愛を再確認する。パミーナと合流したタミーノは、魔法の笛に導かれるまま、激戦地で待ち受ける"火と水の試練"を無事に遂行した。一方のパパゲーノは失恋の痛手から首つり自殺を図るが、やはり三人の少年に説得され、再会したパパゲーナとめでたく結ばれる。
 そんな折、夜の女王が三人の従軍看護婦とモノスタトスを引き連れ、最後の反撃を開始しようとしていた......。
 
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