カウンセラーに依存しない適度な距離感!
中原 対面カウンセリングやスカイプなどを使ったカウンセリングもお受けします。
谷 スクールについては、カウンセラーがスキルアップに利用されるそうですが、どんな講座をされていますか?
中原 僕の場合は、物の例えをよく使いカウンセリングをしますが、カウンセリングをする上でも心理療法を使うにしても、相手に理解されないと意味がないので、相手に理解してもらえる方法を学びたいという先生が一つには多いですね。これは僕にとっても課題ですが、判りやすく簡単にお伝えすることができるか。専門用語など使わずにね!
谷 カウンセラーに相談する利点というのは、どんなことが挙げられますか?
中原 第三者であるという事。家族や友人などと違い、全く利害関係がないという点ですね。中立でありカウンセラーには守秘義務がありますので、それを公開するようなことは、命に関わること以外一切ありません。それから、クライアントさんの生活環境の中に存在していないという事が利点としては大きいです。生活環境の中の人に相談すると、絶えず自分の視界に入ってしまいますから、気になるんですよね。
谷 シビアで重い相談などを受けられていると、先生ご自身も精神的に弱ってしまう事もあるんではないですか?
中原 そうなんです。私の先輩方の中には、抱え込んでしまって潰れてしまった方もいましたので、カウンセラーをケアできるシステムみたいな物を作ろうとカウンセラーのスクールを最初に作ったんです。
谷 カウンセラーの資質といいますか。カウンセラーに向いてる方の特徴などありますか?
中原 一番向いている人は、忘れっぽい人ですね(笑)。僕らの世代のカウンセラーと最近のカウンセラーの大きな違いに、クライアントさんに深入りしない。ある一定の距離を保ち、ある一線までは、近づかないし近づけないという距離感をもっていますね。
谷 それはカウンセラーに依存してしまう方が出てしまうという事ですか?
中原 依存するのが普通です。依存を引き受けるのがカウンセラーの仕事でもありますからね。ただ、共依存と心理学では表現しますが、お互いが消極的な方向を向いて、お互いの為にならない状態になることがあります。それを避ける為に、ある程度の距離をとって接する。寄り添いながらも、強く影響されないようにする。このバランスが大切なんです。また最近のご相談者の事情も変わってきていまして、多分カウンセリングそのものもコンビニエンスの時代なんですね。以前は切羽詰まった方が多かったのですが、今は結構気軽にご相談していただけるようになってきたみたいで、カウンセリングの敷居が下がってきました。
谷 では、欧米のようにカウンセリングが身近な存在になってきたんですね。
中原 まだそこまでは!日本はもともとカウンセリングが根付きにくい風土なんです。江戸時代とかは町や村などでカウンセラーの役割を全員で担っていたんですね。誰か何か問題があると皆で助け合う。そんなシステムそのものが出来上がっていました。勿論その和の中が苦手な方もいたと思いますが!町や村全体がカウンセリングのシステムとして機能していましたので、今後の日本は欧米型のシステムよりも江戸時代のようなシステムを取り戻す方があっているように感じます。
谷 カウンセリングが日本で注目されるようになったのは?
中原 心の問題というのが表に出てきたのが、1995年の阪神淡路大震災ですね。ボランティア元年とも言われていますが、カウンセリング元年でもあります。
谷 カウンセリングスタディースクールさんの営業時間は夜が中心だそうですね。
中原 はい。19時~24時までと、日曜・祝日を営業時間とさせていただいております。電話でのカウンセリングは、4回セットで1万3千円です。1回は約1時間となります。また1回のお試しカウンセリンングも初回の相談者様には行っていきますので、詳細はお気軽にお問い合わせください。空き情報はホームページでも公開しています。
■カウンセリングデータ■
●カウンセリングスタディスクール
住所:東京都品川区平塚2丁目
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