新宿で心理カウンセリングや育児相談を提供する「こころとからだのカウンセリングルーム」では、経験豊かなカウンセラーが皆様のこころの悩みや育児に関するご相談に丁寧にお応えします。専門家が的確なアドバイスや助言を提供し、共に解決策を見つけるお手伝い!
滝沢 カウンセラーとして活動されるまでの先生のこれまでの歩みを簡単に教えていただけますか?
なおこ 10年ほど会社で人事の仕事に従事しておりました。その当時、うつ状態でお休みされる社員が急増しまして、会社からその対応をするようにと言われたのが始まりです。
滝沢 それまでは何かメンタルに関わるお仕事やご経験は?
なおこ 全く無いです。無知な私が突然、休職した社員のフォローをするのはどうかと思いまして、通信で心理学を勉強できる大学に入りました。そして大学院に進んで、現在は臨床心理士として仕事をさせていただいております。
滝沢 では、会社の社員の為に。
なおこ はい。大学を卒業した時は会社に戻って、このまま企業内のメンタルヘルスに力を入れようかとおもっていました。でも大学を卒業したら、もっと心理について学びたいと思い、大学院に進学することを決めました。いろいろと学んでいるうちに、死生学について興味を持ち始めたのですが、私が障がいを持った息子を出産したことで、障がいを持った子どもたちとその親のメンタルケアについてより深く学びたいと思うようになりました。
滝沢 心理学の研究、とても難しそうですね。
なおこ 私は研究よりも臨床に力を入れて学びました。40歳を過ぎてからの大学院進学、それと出産して間もない障がい児の育児との両立で、時間配分が大変でした。子どもといる時間を作るために、今は、巡回相談という仕事をメインでやっています。
滝沢 それはどんなことを?
なおこ 例えば、保育士や学校の先生が児童生徒とかかわる際に、発達を促すためにどうかかわるとよいか、児童生徒が自己理解を深めるためにどう接したらよいか、などを助言しています。また、子どもの心理についてカウンセラーの視点から先生方にアドバイスをさせていただいております。
滝沢 カウンセラーさんのお仕事にも色々なパターンがあるんですね。
なおこ そうですね。子どもを直接的に支援するのもやりがいがあると思いますが、私が先生方に助言することで、先生と子どもが、うまくかかわりをもっていただくお手伝いができたら、先生もスキルアップができるでしょうし、先生と子どもとの信頼関係の構築にもなるかと思いましたので、この仕事を主にしています。
滝沢 ここ西新宿に「こころとからだのカウンセリングルーム」を作られたのは?
なおこ 臨床にずっと携わっていきたい思いがあることと、これまで保育士や学校の先生に教えてきたメソッドを、子育てで困っているお母さんにもお伝えしていきたいと考えたからです。ここでは、さまざまな講座や勉強会を開催したり、実際のカウンセリングも行っています。
滝沢 具体的にはどのような。
なおこ 最近多いのは不登校の子のお母さんが、どうしたら登校できるようになるか、といった相談でしたり、子どもへのプレイセラピーといって、遊びながら、心の中にある言葉にできない感情などを、表現するセッションもやっています。
滝沢 最近、不登校の問題が注目されていますが、私が子供の頃はそこまで多くなかったような。
なおこ 私たちが子どもの頃は、「学校に行かなきゃいけない」という暗黙のルールがあったように思います。不登校の原因はさまざまですので、一概にこれが原因とは言えないのですが。ただ、不登校の背景には、強い不安や緊張を抱えている子どもが多いように感じます。例えば、学校に行くことを考えると、「怖い」「不安」「どうしよう」という気持ちが襲ってきて、強い緊張状態に陥り、学校に行くのが怖くなったり、新しい環境に馴染めなくて恐怖を感じるなど、原因としてはさまざまなようです。最近ではHSCとかHSPと言われる、繊細なタイプの子が増えてきたように感じます。
滝沢 それは本人の問題なんでしょうか?
なおこ 生まれたときから繊細さを持っている子どももいると思いますが、外的な要因もあります。例えば、先生が授業中に、ちょっと大きな声で指導したのが怖くなって学校に行きたくない、という事例や、小学1年生はひらがなや漢字の「トメ」とか「ハネ」を丁寧に指導する先生が多いのですが、それを直されるのが辛くて、「嫌だ!」「直されたくない!」と言って、学校をお休みしているという事例も聞いたことがあります。
滝沢 それだけで。
なおこ もちろん、そうじゃない子もいっぱいいますが、第三者が聞くと「そんなことで?」と思うようなことで、こころが折れてしまう子のご相談は増えているように感じます。確かにその時は辛かったり苦しかったりという思いを抱いてもいいけれど、その困難を糧に「さらに上達するぞ!」というファイティングスピリットが今の子どもたちには必要だと、私は思っています。このような力を伸ばすために、コーチングやコンサル型カウンセリングを提供させていただいています。
滝沢 たくさんの資格をお持ちだそうですが?
なおこ ありがとうございます。こころの専門家として臨床心理士と公認心理師の資格を持っています。また人生最早期の教育である幼児教育が何より大切だと思っていますので、保育士も取得しました。あとは、こころとからだは繋がっているので、身体にアプローチするような教育キネシオロジーのいくつかの資格を持っています。
滝沢 お子さんを始め、本記事をご覧の方にメッセージがあれば。
なおこ 一人で悩んでいると、ドンドン深みにはまっていき、どうしたらいいのかわからなくなってしまうことがあります。そういう時に相談できる人がいることは、とても心強いと思います。親や身近にいる友達に相談できたら一番いいのですが、もしそういう人がいなければ、私たちのようなこころの専門家にご相談いただけると、違った視点から解決策を考えていけると思いますので、気軽にカウンセリングを利用してみてください。
こころとからだのカウンセリングルーム 主宰 しんみつなおこ
帝京平成大学大学院臨床心理学研究科を修了後、医療、福祉、教育、産業領域の心理臨床を経験し、現在は巡回相談心理士として、保育園、学校等(幼稚園、小学校、中学校)を訪問し、児童生徒にとってよりよいかかわり方をわかりやすく伝えている。また、保健センターでのこども相談、クリニックで育児相談、発達検査も担当。こころとからだのカウンセリングルームでは、子育てコーチング、コンサルティング型カウンセリングをはじめ、さまざまな講座を開講中。
公認心理師、臨床心理士、保育士、カラーセラピスト、ボディ傾聴キネシオロジスト、ベビーマッサージ・ベビーヨガインストラクター
米国教育キネシオロジー財団認定ブレインジム101・104インストラクター、米国教育キネシオロジー財団認定ドミナンスファクターインストラクター、米国MBL社認定MBL101インストラクター
公式サイト:https://kokoro-karada-counseling.com
Instagram:https://www.instagram.com/kokoro.karada.counseling.room/
1999年にユニチカ水着キャンペーンガール選出され、2004年フジテレビドラマ「プライド」や「マルモのおきて」、テレビ朝日ドラマ「DOCTORS 最強の名医シリーズ」など数々のドラマ出演。また「秘密のケンミンSHOW」、「林修の今でしょ!講座」などのバラエティーでも活躍!NHKBSプレミアム「晴れ、ときどきファーム」レギュラー出演中!
インスタグラム:@saori_takizawa.official