国産和牛の極上赤身肉が堪能できるお店【朝霞肉まる】

朝霞で焼肉といえば「肉まる」岩手県の短角牛の柔かい赤身肉をオーナーがじっくり焼いた肉まるやきはお店の看板メニュー！お酒を引き立たせるお肉のお味は◎。

上原　美味しいお肉がいただけるお店だそうですが、まずお店の経歴などから教えていただけますか？

武藤　2018年4月に開業したのが「肉まる」です。僕はこの近くの東洋大に通っていました。大学生の学生生活の中で飲食店をやりたい!と思うようになりました。東洋大へはレスリング部のスポーツ推薦入学でしたので部活の寮に住んでいました。その寮が朝霞市内に30年ほど前からあるので、先輩から後輩まで知人が近くに多いという点と、店舗の大家さんも先輩という事からふとしたきっかけで声がかかり、始めたお店なんです。

上原　友人が近くにいると心強いですね。飲食店にお勤めされて経験などは？

武藤　お酒や美味しい料理をいただくのが基本大好きで、焼き鳥屋、居酒屋、焼肉店と色々なお店で、飲食店経営のノウハウを学んできました。

上原　肉まるさんのコンセプトを教えてください。

武藤　ワインから日本酒まで、お酒の種類を充実させていまして、「お好きなお酒に合わせてお肉を楽しむ！」という少し大人なお店つくりを目指しています。

上原　では、お酒のお好きなお客様が集まる焼肉店なんですね。常連さんが多いですか？

武藤　地元の常連様はかなり多いです。最近では色々な雑誌やメディアで取り上げてもらっていることもあり、遠方からのお客様も増えてきました。

上原　お肉についてこだわっている点などお聞きしたいのですが？

武藤　すべて国産和牛になりますが、メニューは固定していないんですよ。全国各地よりいいお肉を取り寄せ、その日のオススメとしてお料理を提供させていただいていまして、本日ですと幻の赤み肉として注目の「岩手県の短角牛」があります。大変貴重で数が少ないので、入荷した時は是非お客様に食べていただきたい逸品です。それから北海道からエゾジカなどを三週間熟成させたジビエでしたり、島根県から脂肪ののったイノシシなど、とにかく美味しいお肉を召し上がっていただけるよう毎日メニューを考えています。

上原　それだけの食材を調達するには、何か特別な仕入れルートがあるとか。

武藤　特別というわけではありませんが、やはり人とのつながりですね。「肉まるの武藤さんに卸してあげたいよね」と猟師さんや生産者に思っていただけるかで、仕入値と量の割振りも変わってきてしまいますから。それでもお肉の原価率については当店はかなり高いと思いますよ。上原さんはお店を選ぶ基準みたいなものはあるんですか？

上原　焼肉などお肉を食べに行くぞ！と思ったら、私の場合毎日食べるものではないので、少し高くてもいいので、美味しかったり特別なものが食べられるお店に足を運ぶことが多いんです。やはり特別感というのは大切ですよね。オススメについては？

武藤　注文が入ってからじっくり美味しく焼き上げ、カットし、綺麗に盛り付け提供する「肉まる焼き」です。お肉が最高に美味しい状態でお召し上がりになっていただきます。肉まるは焼くのに少し時間がかかるので、その間におつまみを食べたり、七輪を囲み七輪メニュー限定のお肉などを焼いて楽しまれたりする方もいらっしゃいます。もちろん、お客様自身が焼くのも楽しみの1つですから。

上原　お肉の焼き方は、お客様が焼くのとオーナーが焼かれることの違いは？

武藤　まず七輪と網の感覚が狭いので、お肉をじっくり焼くというのが難しい事、私が焼く場合は、遠火の専用の焼き台で炭から出る遠赤外線でじっくり焼いていきます。

上原　今後の展開などで考えていることなどありましたら。

武藤　朝霞市は今人気のエリアで、毎年約６千人くらい人口が増えています。しかし駅前にある飲食店が少なくて人口の増加に追いついていないので、地域の人々が楽しめるように近隣には無いような違うジャンルのお店、新しい食の提案や食べることの楽しみをどんどん作ってあげたいなと思っております。僕をここまで育ててくれた朝霞という地域への恩返しです!