フランス伝統のカルトナージュを学ぶ【アトリエ エクラ】

カルトナージュはフランスの伝統的手工芸の一つで、自由に形造った厚紙に美しい柄布や紙で装飾を施して仕上げる厚紙細工です。香りを添えた独自の作品も数々発表している圷代表が丁寧に指導!布の持つ優しい肌触りと芳しい「香り」で、オリジナリティあふれる作品づくりを!


大西結花大西 圷さんがカルトナージュと出会われたきっかけ、そしてカルトナージュとはどんな工芸なのか、お聞きしたいです。

圷 私はもともと航空会社に勤めておりまして、仕事や旅行でフランスに行く機会が多くありました。そこでカルトナージュと出会いました。フランスを中心にしたヨーロッパの伝統工芸でして、街を歩いているときれいな布を貼った素敵な箱を至る所で見かけました。心を奪われましたね。なんて美しいんだろうと思いました。魅力的な作品を発表されている先生を見つけて、その方のもとで勉強させていただきました。

大西 たしかにひとつひとつの作品、それぞれの細部までよく見ていると吸い込まれるような美しさを持っていますね。

圷 「カタチをつくる」ことが大好きだったんです。ちょうど同じ時期にデザイン学校の造形コースにも通っていました。音楽を聴いて、そこから湧いたイメージを粘土や彫刻を使ってカタチにするんです。とてもおもしろい授業でした。それぞれの感性でどうにでもできるような造形トレーニングです。ただ一つ、やってはいけないことが、「人と同じことをする」でした。

大西 一般的な社会では、正しいことをルールに基づいて、皆と同じようにすることを求められる面が多いですが、その全く逆なんですね。

圷 私もOL生活が長かったものですから、ほんとに驚きましたし、なんて自由な世界なんだろうって思いました。目から鱗でした。

大西 どういうところで感性を磨かれるんですか?いわゆるアーティスティックな場に足を運ぶんでしょうか?

圷 いえ、それだけではないんです。ウィンドウショッピング、読書など、ほんとに日常の様々なシーンから刺激を受けています。カルトナージュの作品は、日常生活の中で側にあってそっと寄り添い、癒しのある和みのある空間を作ってくれるのが魅力なんです。子供の頃にお気に入りで着ていた洋服や、形見の着物や帯の端切れを使って形にすることもあります。

大西 とっても素敵ですね。身近に置いておきたいけど、どうしたらいいかわからないようなものが、かわいらしい作品になって日常を彩るんですね。

圷 まさにその通りです。色、柄、形、肌触り、香りなど、五感が喜ぶものが近くにある、そんな生活が送れるんです。

大西 どんな方がエクラさんを訪れるんですか?。

圷 子育てを一段落された40代、50代、最高年齢は88歳の方々がレッスンを受けにいらして下さっています。針と糸を使う裁縫とは違って、ハケとノリを使った作業なので、いくつになっても楽しんでいただけるものだと思っています。

大西 一生楽しく、感性を磨けるカルトナージュ、とても魅力的だと思います。

■スクールデータ
アトリエ エクラ eclat
アクセス:都営三田線西台駅より徒歩4分。
メールでのお問い合わせ:info@cartonnage-eclat.com
■ご予約・お問い合わせはホームページをご確認ください。
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