遠野 教室を始めてから7年目ということですが、きっかけを教えていただけますか。
酒井 独身のときはイギリスで仕事をしていて、日本に戻って来て結婚して子供が出来たときに、どうやって英語を教えようかと考えたんです。それで色々な英語学校を見に行ったんですが、ここって思えるところがなくて。それであるとき東京の友人が通っているプリスクールを見に行ったらそれが素晴らしかったんです。でも静岡にはプリスクールがほとんどないんですね。静岡にもこんなスクールがあったら通わせたいと願う私みたいなお母さんがたくさんいる!!と思い始めました。
遠野 自分で始めちゃうってすごいですね。どのくらいの年齢のお子さんが来るんですか?
酒井 うちでは歩けるようになったら通ってOKということにしています。というのも、毎回公園に行って活動したりするので。
遠野 それって1歳くらいってことですよね。まだ日本語もしゃべれない頃から始めるんですね!
酒井 そうなんです。幼稚園に入るまでに英語を理解できる耳を作ることにしています。レスポンスがなくても「今日は良い天気だね」とか英語のシャワーを毎日浴びせていると、なんとなく分かるようになってきて、日本語と同じように英語が話せるようになります。
遠野 家に帰ってからもずっと英語をしゃべったりするんですかね?
酒井 ところがお母さんたちが英語で話しかけても、不思議と日本語で返すんですよ。子供は「お母さんは日本語が話せる」って分かっているからですね。スイッチが勝手に切り替わるみたいです。
遠野 面白いですね。スクールでは英語で話すスイッチになるんですね。先生は皆さん外人の方ですか?
酒井 そうです。お母さんから見るとやっぱり「ネイティブに教えてもらいたい!」という思いが強いので。しかしバイリンガルの日本人講師もいます。本校のスタイルはチームティーチングでネイティブ講師とバイリンガル講師がペアになって指導にあたります。私自身が母だということもあって、徹底的にお母さんの目線に立つようにしています。例えば、授業は4時間なんですが、最後の15分はお母さんたちにも中に入ってもらって、今日習った英語などの話を教えてあげる時間を必ずとっています。また、外から授業を見られるようにしてあります。
遠野 え、これ外から見えるんですか?中からだと分からないですね。
酒井 中から見えると子供たちがお母さんを見つけて泣き出しちゃったりするんですよ。
遠野 なるほど!それだと入学直後は大変じゃないですか?
酒井 本当に大変です。うちは全員4月入学なんですが、はじめの1ヶ月はほとんど授業にならないです。でも2、3ヶ月すると必ず皆授業をしっかり聞くようになるんです。クラフトやアートのときもちゃんと座ってやっているのを見て、お母さんが逆に驚いていますね。
遠野 それって協調性を養ったりも出来るので、学校に通う前からできるととても良いですね。
酒井 そうなんです。それを見たお母さん方が口コミでどんどん広めて下さるので、今はおかげさまで常に満員状態です。
遠野 すごいですね。生徒さんはどのくらいいらっしゃるんですか。
酒井 1、2 才児クラスは、1クラス6名、先生は2名、3才児クラスは1クラス12名先生3名で対応しています。クラスが満員のときは空きを待っていただいている状態です。
遠野 お月謝はどのくらいですか。
酒井 週1回で2万円になります。週1~2回通われている子が多いですね。東京に比べると安いですがやっぱり高いお月謝になるので、その分成果を出す事に力を入れています。
遠野 最後に今後の目標を教えていただけますか。
酒井 子供達が楽しく英語を学び、出来るだけ短期間でバイリンガルを育成出来るカリキュラムを作り出す為にこれからも研究を続けていきます。子供達の将来を考えると、楽しみでわくわくします。
遠野 着実に進んでいらっしゃるんですね。子供たちの未来のためにこれからも頑張ってください!ありがとうございました。
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Baby Bach ベイビーバッハ
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