フェイクフードアーティストを!【食品さんぷる畑】

飲食店の店頭や、外国人のお土産としても人気の「食品サンプル」。そんな食品サンプルの作り方を学べる教室が横浜に!リアルを追求するそのテクニックとは♪

 

大川 たくさんの食品サンプルに囲まれた教室ですね。江波先生は、食品サンプルの工房で働いていたとか?
江波 実は独学で始めました。最初は趣味で粘土をコネたりして、アイスクリームやステーキを制作をしていましたが、もっとリアルを追求したくなった時に、日本食品サンプルアート協会という団体に出会って、基礎から本格的に学んで食品サンプルの制作を楽しんでいました。
大川 食品サンプルは、かっぱ橋道具街などで販売されているイメージがありますが。
江波 そうですね。店頭販売されている食品サンプルは、大量生産品が中心です。当教室の特色は、自分が料理したものや、飲食店などの企業から、完全オーダーメイドの食品サンプルの依頼を受けられるまで指導している、日本でも数少ない食品サンプル専門のスクールになります。
大川 作品を拝見するとリアルで、とても細かい作業になると思いますが、手先が器用でないとできないのでは?

江波 そんな事ないですよ。突き詰めていけば時間も手間もかかりますが、「誰でもできる」食品サンプルをテーマに丁寧に指導させていただきますので、子供から大人まで楽しめますよ。出張講座からワンディ講座などの各種イベント講座などもありますので、一度食品サンプルを作ってみたい方も、気軽にご参加いただけます。
大川 食品サンプルは、どんな材料を使って作っているんですか?
江波 例えばパンを作る場合ですが、本物の食パンをシリコンに埋めて型をとり、そこに造形樹脂という材料を流し込んで固めると、パンのベースが出来上がり着色をします。それだけでもパンの食品サンプルができますが、よりリアルを求めるには、型どり前にパンをかじったり、実際焼いたパンから型取りすると、質感のリアルさも全く変わってきます。

大川 すごい!本物から型取りするんですね。他の食品も?
江波 ほとんど本物の食材から型取りしています。なかには型が取れない食材もあるので、それらは制作のテクニックを教えさせていただきます。
大川 皆さん。趣味で始める方が多いんですか?
江波 当教室では、趣味で始める方からプロを養成する講座も開設していて、「食品サンプルインストラクター」の資格取得講座があり、自分で教室を開いたり、フェイクフードアーティストとして、企業から、お料理の食品サンプルの依頼を受けたりもできるようになります。
大川 私も飲食店を経営していたら、看板料理などつくってもらいたくなりますね。食品サンプルのスクールがあるなんて知らなかったです。

江波 最初は、当教室も小さなレンタルルームから始めたんですが、生徒さんが増えるにつれて専門教室を開設する必要に迫られ、横浜駅の近くに専門スタジオを開設させていただきました。横浜駅から徒歩6分で通える場所なので、アクセスもしやすくて、地方からわざわざ足を運んでいただいている生徒さんも増えてまいりました。

大川 これから目標などありますか?

江波 食品サンプルだけの個展を開きたいですね。講座の合間には、個展用の作品制作もしているんですよ。それから、今現在、当教室だけで100名ほどの生徒さんがいて、月1回程度講座を受けていただています。そんな生徒さんの中から、フェイクフードアーティストを数多く輩出して、生徒さんの作品を集めた個展を開いたり、食品サンプルの人気を向上させていきたいと考えています。

食品さんぷる畑

■スクールデータ■
食品さんぷる畑
住所:神奈川県横浜市神奈川区台町7-2-504
■アクセス
横浜駅北口より徒歩6分。
ホームページ