未来の教育を創出する教育コンサルタント！教育の変革を牽引し、子どもたちの成長をサポートする重要な役割を示し、ブランディングや教育プログラムの開発から学校経営の成長ストーリーを提案しています。

滝沢　協育の伴奏者さんとはどのようなお仕事なのか。簡単にまずは教えてください。

角　本当に簡単に紹介すると、屋号の「協育」とは、教育という教える方ではなくて、協力する方なんです。

滝沢　といいますと？

角　これまで30年学校の先生をやってきて、学校だけではなかなか解決しない問題にぶつかってきました。問題点はそれぞれの学校で異なりますが、これはどの学校でも必ずあることです。その問題点を学校だけではなくて、企業や地域の方の協力を仰ぎながら解決していく。そのサポートをさせていただくのが、教育コンサルタントである「協育の伴奏者」の仕事になります。

滝沢　だから教育の「教」が、協力する「協」になっているんですね。

角　はい。みんなで何か一つの音楽をつくっていくときの伴奏者（アカンパニスト）として、皆さんのお力になりたいという意味で屋号を考えました。

滝沢　教育の現場におられた時は、どういうお仕事の内容だったんですか。

角　小学校から中学・高校と担任やクラブの顧問、いわゆる教鞭をとる普通の先生でした。４０代半ば頃から、入試広報部長や教員採用関連の仕事などにも従事していました。その中で、最近社会問題として話題になっている、いわゆる先生になりたいという人が少なくなっている問題などにも携わってきました。

滝沢　教員採用ですね。ニュースなどで先生になりたい人が減っているとか。

角　これが本当に苦労する仕事でした。そして、ここ２年ぐらいは、学校法人の組織化とかシステム化、財務状況の改善や働き方改革など、経営戦略の策定から実行までをさせてもらっていて、それが今の教育コンサルタントに一番近い内容となっています。

滝沢　経営コンサルタントの難しい点はなんですか？

角　自分が現在行っているのは、主に学校法人向けの経営コンサルタントになります。教育業界というのはちょっと特殊な業界で、なかなか学校関係者ではない一般の経営コンサルタントが現場に入りにくい特徴を持っています。その理由は、現場で働く先生方って、どちらかというと経営とか効率化よりは子供のためにとにかく一生懸命取り組むという方が多いのです。そういう自分も、そんな気持ちで働いていた時期がありました。ですから、それが経営の効率化や働き方改革などが進まないという部分に繋がって、一般的な経営コンサルタントの考え方とは乖離している時があるのです。

滝沢　一般企業の経営コンサルタント会社は数多くありますが、学校法人向けの経営コンサルタントはまた違うんですか？

角　そうですね、一般の企業とは全然違いますね。教育サービスの価値を左右する、現場の先生方の意識改革が本当に難しいですね。永年、自分も現場の教員だったからこそ、この難しさはよく分かるんです。

滝沢　では、学校経営を見直す際に大切なことは？

角　学校関係者は、自分の学校の事を第三者的に外からの視点でみることが苦手で、また他校のことも知らない事が多いです。私も現場の教員の時はそうでした。入試広報部長や教員採用担当として外部の方々と接する機会が増えると、自分の学校のことが意外と見えていなかったり、他校のことを全く知らなかったりした経験がありました。だからこそ学校経営を見直す際には、外部の人の意見を聞くことはとても大切だと思いました。

滝沢　学校法人の経営者に提案する事としては何がありますか？

角　まずは生徒・学生をどのように育てたいのか、将来どのような人に成長してほしいのかという子どもたちの将来像を、経営ビジョンとして具体的に提示することです。生徒や保護者は、そうした将来への期待感を持てる学校に惹かれるものです。また、変化の激しいこれからの社会においては、学校もその変化に合わせて変革することが求められています。つまり、「変わろうとしている学校」なのかどうかも、生徒や保護者から選ばれる要因の一つです。

滝沢　協育の伴奏者さんが主にサポートされているのは学校だけですか？

角　学校法人以外ですと、学習塾など教育関連企業の経営コンサルタントもさせていただいています。また個人が対象になりますが、高校生や就活生、社会人を対象とした、キャリアアップ特化塾「未来への伴奏者(アカンパニスト)」なども起業しています。これは大学入試における総合型選抜への対応や、就活に役立つキャリア形成、そして社会人のキャリアアップなどに関するオンライン個別指導塾です。さらに、お子さまの学校選びに関するコーチングなどもさせていただいております。

滝沢　永年の教員経験と経営コンサルタントの知識・経験を持つ角代表がサポートしていただけるのは頼もしいですね。

角　自分の問題点って、なかなか自分ではわかりにくいけど、外から客観的にみてもらうと、気づく事って結構多いですよね。協育の伴奏者では、そうした皆さんの悩みに寄り添いながら、少しでもお力になりたいと想い活動しています。無料でのオンライン個別相談を実施中なので、ぜひ気軽に参加してほしいですね。

協育の伴奏者（アカンパニスト）　代表　角幸範 Yukinori Sumi
教育の現場にて30年、小学校、中学校、そして高校の教鞭に立ち、保護者とお子さまの教育相談に取り組んできた傍ら、教員採用や入試広報部長、学校法人の経営改革などにも携わってきた教育現場のスペシャリスト。コロナ禍の2022年に「協育の伴奏者」を起業し、学校法人などの教育・経営コンサルタントとして活躍。また高校生から社会人までのキャリア形成やお子さまの学校選びなどのコーチングも展開している。一方、最難関国公立や医学部医学科を目指す受験生を対象とした、受験日本史専門のハイクラスなオンライン個別指導塾も展開している。
公式サイト：https://linktr.ee/accompanist2022
YouTube: https://www.youtube.com/@accompanist_for_all/videos
リビングライフYouTube:https://youtu.be/ByEWUv1haOg