Hair resort Reef

白河市のアジアンテイスト・ヘアリゾート【reef】

島を取り囲む珊瑚礁＝Ｒｅｅｆは島を災害から守ると同時に島の魅力を引き立てる役割。私達がお客様にとっての「Ｒｅｅｆ」です。

西本　「ヘアリゾート」という名前にふさわしく、店内の開放感あふれる雰囲気が素敵ですね。こちらのサロンはいつから始められたのですか？

照井　オープンは2006年の10月になります。

西本　どのような経緯で、このサロンを始めることになったのでしょう？

照井　もともとはそんなに美容業界に興味があったわけではなかったんですね。高校卒業して、なんとなく美容専門学校に入って、都内のヘアサロンに勤めました。しかし、「どうしても…」といった強い意志があって入った道ではありませんでしたから、3年くらいで挫折しましたね。

西本　では、1度はあきらめた道だったわけですね。それが何故？

照井　地元に戻り、製造の仕事など一般の会社員も経験しましたが、やっぱりそれもなんとなくといった感じだったので１年ともちませんでした。そんな中で、祖父が体を壊して入院したんです。その祖父から「髪を切ってくれ」と言われまして、それまで覚えた技術で切ってあげたんです。「さっぱりしたよ」と言われました。うれしかったですね。そこで自分の手で誰かを喜ばせることができるんだ、と思ったのと、やはり苦労してまで進学させてくれた両親に対しての申し訳無さもあり、この道でやっていこうと決心しました。

西本　気持ち新たに始めた修行は最初の頃とはまた違ったものだったのでしょうね。

照井　そうですね。その後、某大手ヘアサロンや、ロンドンへの短期留学、地元の美容室などで経験を積みました。いつかは地元で自分の店を出したい、という目標を持ってやっていましたので最初のときとはまったく違った気持ちで取り組めました。

西本　この場所はどのようにして決められたのですか？

照井　いつかは自分の店を持ちたいな、と地元の仲間に何気に話していたんです。そうしたら不動産業をやっている仲間がいまして、紹介してもらったのがこの物件だったんです。

西本　お店の名前の「Reef」にはどのような意味が込められているのでしょう？

照井　私、とにかく海が好きなんです。先日も宮古島へ行ってきたばかりで。それでこの「Reef（リーフ）」という名前は、以前に石垣島へ旅行したときに漁師をしている友人の父親の言葉をお借りしたものなんです。リーフってサンゴ礁や海の中にある環礁のことを言うのですが、島で暮らす人々にとってそれは津波や台風などの災害から島を守ってくれているという話を聞きました。私はこのサロンを利用される「お客様」を「島」になぞらえて、このサロンが「リーフ」となってお客様の魅力を引き出したい、守ってあげたいという気持ちを込めてみました。

西本　なるほど、それで南国の雰囲気がサロン内の随所に感じられるのですね。今は、スタッフは何名いらっしゃいますか？

照井　私と女性スタッフが3名で行っています。

西本　今、ご利用になられるお客様からはどのようなご要望が多いですか？

照井　もちろん、お客様の数だけいろいろなご要望もありますが、できるだけコミュニケーションを大切にしてお客様のイメージに合うスタイリングを心がけています。中には「おまかせで」という方もいらっしゃいますが、お話の中で好みのスタイルや方向性など察しながら押し付けにならないスタイルを提案させてもらっています。

西本　コミュニケーションは大切ですよね。今だとどのようなスタイルが人気がありますか？

照井　そうですね。髪のダメージが軽減できるエアウェーブなどご注文される方が多いようです。

西本　オーナーお薦めのメニューがありましたら、ご紹介いただけますか？

照井　ルネフルトレールというスカルプケアなのですが、こちらも今、ご利用の方が増えてきましたね。

西本　普通のスカルプケアとの違いは？

照井　通常の毛根部分のケアに加え、厳選されたエッセンシャルオイルによる「アロマ効果」と植物の栄養成分が詰まった植物エキスによる「テラピー効果」で髪本来の美しさを体感していただけると思いますよ。抜け毛や薄毛、ストレスからくる不眠や疲れなどで悩まれている方にはとくにお薦めです。

西本　ネイルサービスもやっていらっしゃるようですが？

照井　はい、現在は私の妹が担当しております。シャンプー台に座ったままの状態で施術が受けられます。

西本　都内でもヘアサロンでネイルの施術を行っているお店はありますが、動かずに受けられるのはいいですね。都内にもそう数はないのではないでしょうか。