水戸で140年。痛みに向き合ってきた接骨院とは!?【山田整体院】

大西結花
大西 歴史のある治療院さんですね。

山田昭文 当院は142年前の明治10年に接骨院として開業しましたが、安政の頃より「ほねつぎ」として、慢性腰痛からギックリ腰など患者様の不調を改善させるお手伝いをしてまいりました。私で5代目になります。

大西 院長先生のお母さんも現役の治療家さんなんですね。

山田延代 はい。かれこれ57年患者さんの施術をしてまいりました。

大西 今では接骨院も私たちの生活では身近な存在になりましたが、山田接骨院さんの長い歴史の中では、色々な事があったんではないですか?

山田延代 日本に西洋医学が入ってきた時に「ほねつぎ(接骨院)」をなくそうという出来事がありました。その時に曽祖父になりますが、血判状を作って国会になんども足を運んで、全国の会長を茨城に呼んで公認柔道整復師会というものを大正時代中期に発足をさせたなんて出来事もありました。

大西 すごいですね。5代目の院長さんになられてからは、どのような方針を打ち出されていますか?

山田昭文 初代より受け継いでいる手技療法などありますが、これまでは世に広めることを拒んでまいりましたが「山田式脊椎矯正」として、困っている患者様のお役に立てるように普及していきたいと思っています。ですので新たに「山田整体院」という看板を掲げて、枠にとらわれない施術を実践しています。

大西 お母様はじめ院長先生も治療歴は長いですが。大切にされていることは?

山田延代 今は体調が悪くなると、薬に頼るという方が多いですが、これまで自然に逆らわない体が持っている「生きる力」というものの大切さを、肌身で感じて施術をしてきました。身体が治ろうとすることのお手伝いしか、私たち治療家にはできないと常に心がけていることが大切なんです。

大西 古来からの手技による施術で、身体にはどのような変化がありますか?

山田延代 一箇所の施術からでも、身体には様々な働きがおこります。例えば、腰の施術をしていると、腸の働きも良くなりお通じも滑らかになり、そして溜め込まれた毒素も一緒に排出される事で、疾患の予防にもつながります。また腰からの神経の流れが活発に働かないと、電気のいかない機械と同じで、使われないから故障してしまう。腰だけに限らず、全身の流れをサポートさせていただくと、本来の治癒力を発揮するということになります。

大西 従来の治療にプラスして、新しいサービスも始められたそうですね。

山田昭文 電気を使わない温熱療法を用いたマタニティマッサージや、整体に腸内環境を整える施術をオプションでプラスできる「腸ケアコース」。院内に新しく出来た個室のリラクゼーションルームで施術する「オイルトリートメント」。これは女性スタッフによる施術になります。オールハンドで、頭からつま先まで全身のケアとなりますので、疲れやストレスが溜まった方には是非おすすめしています。また本気で痩せたい方には「痩身エステ」もご用意しました。

大西 現代はストレス社会なんて言われていますので、癒しのメニューなども充実していただくと嬉しいですね。最後に読者にメッセージをお願いできますか?

山田昭文 身体からは色々なシグナルが出ています。人間には目で見て、鼻で嗅いで、手で触るという、数々の素晴らしいセンサーを持っているので、身体の異常や不調を五感を研ぎ澄まして、聞いて欲しいというのが当院が患者様に働きかけたいことなんです。

山田延代 痛みを患者様と共に共有し、寄り添った施術をさせていただきますので、お身体のお悩みは気軽にご相談ください。

■お店データ
山田整体院
住所:茨城県水戸市愛宕町5-6
公式サイト