とく鍼灸院

 



谷 静岡市民文化会館の入り口からすぐの場所ですね。まずは先生が治療家になられて開業されるまでを教えてください。


村松 高校時代は陸上をしていて、怪我をした時にお世話になったのが鍼灸の先生だったんです。それから東洋医学に興味を持ち治療家の道に進みました。鍼灸師になった後は大阪の鍼灸治療院に就職し、臨床を重ねてから、地元でもある静岡で2014年8月に開業した次第です。


谷 鍼灸と聞くと肩こり腰痛が思い浮かびますが、とく鍼灸院さんの特徴は?


村松 うつ・自律神経の改善に力を入れています。それから鍼灸に加え、脊椎と骨盤の矯正、それと肋骨と肩甲骨の矯正です。治療に訪れる方の症状として一番多いのは、腰痛とそれに関連する痺れなどが3割、肩こりと頭痛が2割、自律神経が2割くらいの割合で治療にお見えになります。


谷 治療に使う鍼の種類もいろいろあるそうですが、とく鍼灸院さんで使用されているのは。


村松 中国鍼のような太くて長いものではなく、細い使い捨ての日本鍼が中心で、他には、刺さない「てい鍼」といわれてる鍼があり、これはさすったり、叩いたり、硬い筋をほぐすなど使い方があり、赤ちゃんには夜泣きや夜尿症(おねしょ)に、また皮膚が薄くて敏感な女性のお顔など美容にも使ったりします。


谷 よく自律神経失調症という病状を聞きますが、これはどんな症状なんですか。


村松 頭痛から吐き気、めまい、朝起きれない、倦怠感がとれないなど、交感神経と副交感神経のバランスが崩れたときに起こる症状の総称を自律神経失調症といいます。よく病気の原因を心臓や肝臓などそれぞれの臓器のどれかが悪いのでは!と個々の臓器だけに目がいってしまいますが、東洋医学では、気が滅入るとか。やる気がないなどのいわゆる「気」というものと、穴という血ですね。それから水です。この気血水が正しく循環していれば身体は健康なんです。


谷 なるほど!では鍼灸での治療の考え方など教えていただけますか。


村松 まず、その気血水を作り出しているものは何かというと、水穀という私たちが食べたものからエネルギーを取り出して、五臓六腑で気血水を作り出し全身にくまなく送っています。これらを送る道が経絡といういうものになり、その途中に経絡の分岐点や、経絡の重要な点を経穴(ツボ)といいます。それぞれの臓器に作用するツボに刺激を入れることで、内臓に働きかけることができるんです。ですので、うつ・自律神経で色々症状があっても五臓六腑を整えることで自然に症状が改善されるようになります。


谷 例えばイライラする人は?


村松 詳しく問診してみないとわかりませんが、イライラ感が収まらない方は肝臓に負担がかかっている方が多いですね。私の場合は、30項目からなる問診と脈診で機能が低下している根本原因を見つけ、患者様にどのようなツボに鍼灸をさせて頂くのかをしっかりと説明させていただいてから、実際の治療をさせていただきます。


谷 脈診というのは手や首の頚動脈で心拍数など数えるやつですか?


村松 そうです。しかし私たちがみる脈診とは、心拍数だけではなくて、手首のはかる場所によって対応した臓器というものがあり、脈拍の早さや強さ、リズムなどから体の気の流れを確認し治療計画をたてる方法です。


谷 今まで、鍼は肩こりや腰痛など直接患部を刺戟するものだと思っていました。鍼の場所によって内臓などの治療にもいいんですね。


村松 肩こり腰痛でも、痛みの原因が内臓の機能低下などという場合があるので、実際の施術では患部以外のところに鍼をさせていただくこともあります。まずは体の状態を整えてあげることが大切で、それだけで痛みが改善される方もいますし、痛みが和らいでいったりもします。


谷 先生は整体もされていますよね。


村松 はい。どのような症状にも対応できるように、勤めていた時に修得しましたが、実際には骨が極端に歪んでしまわれている患者様も来院されますので、整体と鍼灸をうまく使って治療に役立てております。


谷 それとメニューにあるTFT療法とはなんですか?


村松 思考場療法というものですが、東洋医学の経絡のツボを叩くことで恐怖症を治してしまう療法から研究された心理療法で、トラウマやPTSD、不安症、パニック障害など幅広い心理的問題に対応しています。


谷 鍼灸の考え方がよくわかって今までの鍼灸のイメージが払拭されました。ありがとうございます。

 

 

 

■治療院データ■

●とく鍼灸院

住所/ 静岡県静岡市葵区駿府町2-4

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TEL:054-266-5735

■アクセス■
JR静岡駅徒歩13分、静岡鉄道新静岡&日吉駅徒歩7分。、バス「市民文化会館入口」徒歩1分

オフィシャルサイト:http://tokuharikyu.com/