ビーツの自然な甘みとサクサクした食感が絶妙にマッチしたビーツカツレツなど、健康的で栄養価の高い、完全植物性の料理を提供しています。地元の新鮮な野菜を使用し、ヴィーガン料理ならではの最高の味をお楽しみください。

滝沢　Vegan Cafe terraさんはいつから水戸でお店を？

久保田　2018年の5月にオープンしました。地元が茨城なので茨城にヴィーガン料理を広めようと思いお店を開きました。

滝沢　ヴィーガン料理に注目されたのは、何か経緯があるんですか？

久保田　10年ほど前になりますが体調を崩したのをキッカケに、マクロビオティックや玄米菜食など食事法に辿り着きました。食べる事が好きでしたので、食の改善だけでも体調が変化すること、それと思考というか考え方も大きく変化したことに驚きました。野菜が好きでしたので最終的にヴィーガン料理に辿り着きました。

滝沢　ヴィーガン料理とは、そもそもどんな料理なんですか？

久保田　ヴィーガン料理は、動物由来の食材（肉、魚、卵、乳製品、はちみつなど）を使用せずに作られる料理のことで、完全な植物ベースの食事です。

滝沢　ベジタリアンとはまた違いますよね。

久保田　ベジタリアンは、肉や魚を食べない食生活を実践する人を指しますが、卵や乳製品、蜂蜜など動物性の製品は食べる場合があり、動物由来のものを食べないヴィーガンとは、ここが違います。

滝沢　ご自身で食べることから、お店を開こうと思われるまでは？

久保田　茨城は野菜を育てる農家さんは多いんですが、お野菜に特化したお店は少なかったんです。地産地消で野菜を食べるお店が少ないなら自分で作ろうと。

滝沢　水戸は納豆や梅製品など、健康志向な物産が有名ですが。そういうお店はないんですね。

久保田　ラーメンや焼肉店などお肉主体のお店はやはり多いですね。今は若手農家さんたちが有機栽培などに力を入れていますので、少しづつ出来てきた程度で、お店を開店した当時は、ほぼありませんでした。有機栽培のお野菜を探す事の方が大変でした。

滝沢　では、オープン当時は、ヴィーガン料理の知名度も少なく大変ではなかったですか？

久保田　はい、なのでイベント出店や出張料理教室など飛び回っていました。

滝沢　ヴィーガン料理のイメージですが、動物由来のものが入らないので、バリエーションが少ないのかなと思ってしまっているんですが。

久保田　そのイメージを覆そうと、いつもメニューを考えています。バリエーションは豊富ですよ。例えばビーツを使ったカツレツ、ラーメン、シチュー、カレー、ハンバーグなどもありますし、肉を代替するために、豆腐、豆類、ナッツ、種子、野菜、果物、穀物など、植物性のたんぱく質が使われます。健康的で栄養価の高い料理も多く、ヴィーガンの人々だけでなく、宗教にとらわれない多様な食生活の人々にもおすすめの選択肢となっています。

滝沢　人気のメニューをご紹介いただけますか？

久保田　一番人気はビーツカツレツです。そして高野豆腐を使ったハンバーグプレート、白味噌でコクを出したビーツシチュー、豆乳をつかったとんこつ風味ベジラーメンなどです。

滝沢　麻婆豆腐まである（驚）調理する工夫が凄そうです。ヴィーガン料理に使うお野菜は多様だと思いますが？

久保田　実家に畑があるので、全部ではないんですが、ビーツや葉物野菜は自分で作っています。またフルーツを使ったケーキなどのスイーツも充実しているので、そちらもお楽しみいただけると思いますよ。

Vegan Cafe terra　代表・久保田光代　Mitsuyo Kubota

赤塚駅前のレストラン アオヤマに3年勤めた後、2年間京都へ通いNeoベジタリアン料理指導士の資格を取得し独立。2018年5月に水戸駅から徒歩１０分の所にムラサキをイメージカラーとしたリゾート風の内装が特徴的な「Vegan Cafe terra]を開店し現在に至る。
公式サイト：http://vegancafeterra.com
YouTube：https://youtu.be/dl_TP76EBNA