有資格者に24時間365日相談できる通院不要のカウンセリング

感情の自由を表現できる社会を目指して設立された株式会社プラグでは、精神科医や公認心理師・臨床心理士・産業カウンセラーなどの有資格者に24時間365日相談ができるチャットカウンセリングサービスUnlace(アンレース)を運営しています。


滝沢 株式会社プラグさんを設立された経緯から教えていただけますか。

前田 これまでは恋活・婚活マッチングアプリの運営会社で5年ほど勤めていました。仕事をしてきた中で責任が求められるポジションになってきて、しっかりしなくてはいけないとか、こういう振る舞いをしなきゃいけないとか。自分に言い聞かせるように働いていました。そして自分が自分らしくいるという事が中々できなくなってきて、会社を起こしました。

滝沢 自分らしくという事は、他人がいる社会の中では難しいですよね。孤立してしましそう。

前田 そうですね。人から見た自分のイメージが自分らしさになってしまっている人は少なくないと思います。人から見られることを想定とした自分からの脱却することが自分らしくいれる状態だと考えています。そういった考えもあり、「感情の自由を選択できる社会を作る」というのが会社のミッションになっています。

滝沢 主軸の事業について教えていただけますか。

前田 オンラインで受けられる心理カウンセリングの事業として立ち上げていまして、これはチャットでカウンセリングが受けられるというものです。24時間365日いつでも悩みをご相談できる月額制のサブスクリプション型のサービスとなっています。

滝沢 これはどういったキッカケでこのサービスを?

前田 起業してすぐに、僕自身がうつになった事なんです。初めはどうしても病院には行きたくなくて、その理由が心の病気というのが社会的にみると「心の弱い人」とみられてしまう風潮があるからでして。

滝沢 うつになったと自分でわかったんですか。

前田 最初はうつかどうかもわからない状態で、1週間の間に熱と頭痛がつづいて、起業したばかりなのに仕事に対してもやる気が出ない。という症状でじっと家に閉じこもっていましたね。僕の場合、知り合いの経営者が相談にのってくれて、その方が病院に行くことを自身の経験を基に勧めてくれました。そこで病院に行き、カウンセラーを紹介され回復する事ができました。回復していく過程で、気軽に人に相談するという事はすごく難しいなと思いまして、それがキッカケで開発が始まり「チャットカウンセリングサービスUnlace」が生まれました。

滝沢 チャット形式にされたというのは、何か理由があるんですか。

前田 病院に行ってカウンセリングを受けましたが、正直その体験がよかったとは思っていません。それは夜寝れなくなった時にすぐに相談したい気持ちがありました。その場合、病院を予約して通院しなくてはいけない。場合によっては1~2週間空いてしまう。それが大きな壁になっていたと思います。

滝沢 病院など対面の場合カウンセラーも相談者様の様子をみたりしますよね。文字だけだと感情を表現できないという事があるのではないですか。

前田 正直、その点はあるのかなと思います。声色だったり表情だったりがわからないところもあるので、一定の人は対面に頼りたいという方もいらっしゃると思います。チャットですとお互いの情報を知らなすぎるという事があると思っているので、サービスの中で診断を用意していて、相談者様が簡単に自分のことをカウンセラーに伝えることができるようにしています。診断の中でどういうことに悩んでいるかや、既往歴もご入力いただいてますので、カウンセリングの開始時には相談者様の情報をヒアリングした状態でスムーズに始める事ができるのも当サービスの特徴の一つです。それとメッセージ形式にすることで感情を整理しやすいということもあると考えています。

滝沢 なるほど!活字にまとめて相談したいという人もいるということですね。

前田 活字にすることで整理しやすくなると思っています。それから30分や1時間といった短時間で終わらせるカウンセリングと違って、Unlaceでは2週間~1ヶ月といった長いスパンでカウンセリングを提供させていただいているので、タイムリーに相談をできるようになっています。

滝沢 それは夜中でもいいんでしょうか。

前田 はい、いつでも連絡できるようにしているので、夜中でも自分の気持ちを発信する事ができます。カウンセラーからの返信は12時間以内というかたちにしているので、すぐに返信をすることは難しいですが、何かあった時に溜め込まずに発散することはできるようにしています。それとメッセージ形式であることで、内容が見返しやすいということも相談者にとってメリットになる部分だと思っています。

滝沢 今はコロナの流行で家にいる時間が増えていますが。相談内容も従来とは変わってきているのでは?

前田 そうですね。家族・家庭の問題は増えています。ずっと家にいることで何かしらの問題が顕在化しているが、悩みの種が一緒に住んでいる人だったりすることで、対面や電話などでは相談ができず、チャットだからUnlaceを利用しているという方もいらっしゃいます。

滝沢 カウンセラーの先生は何名くらいいらっしゃるんですか?

前田 精神科医、公認心理師、臨床心理士、産業カウンセラーといった有資格者が約20名参加いただいています。カウンセリングの実力やコミュニケーション力などに秀でた精鋭のカウンセラーを集める事ができました。

滝沢 最後にメッセージなどありましたら。

前田 身近で気軽にプロのカウンセラーが相談できるサービスですので、いつでもお悩みをご相談ください。

●株式会社プラグ 代表取締役 前田康太 Kota Maeta
広島県出身。2015年に恋活・婚活マッチングアプリPairsを運営しているエウレカに入社。マーケティングや広告営業を経験し、事業開発や新規事業の責任者を務めたのち、2020年に株式会社プラグを設立し代表取締役に。同年12月よりチャットカウンセリングサービスUnlaceをスタートさせ、心の病気に対する社会的スティグマの解決を目指している。
株式会社プラグ公式サイト:https://www.plag.co.jp/
チャットカウンセリングサービスUnlace(アンレース):https://www.unlace.net

滝沢沙織

1999年にユニチカ水着キャンペーンガール選出され、2004年フジテレビドラマ「プライド」や「マルモのおきて」、テレビ朝日ドラマ「DOCTORS 最強の名医シリーズ」など数々のドラマ出演。また「秘密のケンミンSHOW」、「林修の今でしょ!講座」などのバラエティーでも活躍!NHKBSプレミアム「晴れ、ときどきファーム」レギュラー出演中!
インスタグラム:@saori_takizawa.official