猛暑対策グッズの需要拡大 クールタオルが1か月で1.5万枚出荷、持ち歩ける冷感アイテムに注目集まる

全国的な猛暑が続くなか、外出時の暑さ対策グッズへの関心が高まっている。家具・インテリア雑貨の企画・販売を手がける不二貿易(福岡県北九州市)は、2026年夏向けに展開する冷感グッズシリーズの販売動向を公表。主力商品のクールタオルが約1か月で1万5,000枚を出荷するなど、携帯性に優れた冷感アイテムの需要が拡大していることが分かった。

通勤・通学からレジャーまで “持ち歩ける暑さ対策”が定着

近年の猛暑を背景に、暑さ対策は屋内だけでなく屋外での備えも重要視されるようになった。なかでも注目されているのが、バッグに入れて持ち運べるコンパクトな冷感グッズだ。

不二貿易が展開する「UVクールタオル」は、水で濡らして絞るだけでひんやりとした使用感が得られる商品。通勤や通学、スポーツ、アウトドアなど幅広いシーンで活用されており、累計販売数は5万5,000枚を突破した。今年4月から5月にかけての約1か月間だけでも1万5,000枚を出荷するなど、需要の高まりを見せている。

首元だけでなく全身へ 冷感アイテムの用途が多様化

2026年春には新たに「UVクール ネック・ヘアバンド」と「UVクール 大判ポンチョ」が登場した。

ネック・ヘアバンドは首元の冷却とヘアバンド機能を兼ね備えた2WAY仕様。暑い時期に気になる髪のまとわりつきを抑えながら、首元を冷やせる点が特徴だ。

一方、大判ポンチョは頭から腰付近まで覆えるサイズ感で、屋外イベントやスポーツ観戦、アウトドアシーンでの利用を想定。販売開始から約3か月で、ポンチョは2,300枚、ネック・ヘアバンドは約2,000枚を販売するなど好調に推移している。

こうした動向からは、「首を冷やす」だけでなく、全身や髪まわりなど、用途に応じて冷感アイテムを使い分ける消費者が増えていることがうかがえる。

ハンディファンは“使う場所”で選ぶ時代に

冷感タオルと並び、ハンディファンも引き続き人気を集めている。

同社の新商品では、卓上でも利用できるスタンド機能付きモデルや、ベビーカーや日傘などに取り付け可能なクリップ式モデルを展開。携帯用としてだけでなく、デスクワークや子どもとの外出、アウトドアなど、利用シーンに応じて選べる点が支持されているという。

暑さ対策グッズは単なる携帯扇風機から、ライフスタイルに合わせて選択するアイテムへと進化しているようだ。

冷感ジェルとの併用も増加

また、冷感タオルやハンディファンと合わせて利用されているのが瞬間冷却ジェルだ。

内部の水袋を割ることで化学反応が起こり、その場で冷却できる仕組みのため、事前に冷凍する必要がない。外出先でもすぐに使用できる手軽さから人気を集めている。

近年は単一の商品だけでなく、冷感タオル・ハンディファン・冷感ジェルを組み合わせるなど、複数のアイテムを併用して暑さ対策を行う消費行動も広がっている。

猛暑が変える夏の必需品

気象庁の長期予報でも厳しい暑さが予想されるなか、冷感グッズ市場は今後も拡大が見込まれる。特に、通勤・通学やレジャーなど日常的な外出シーンで使いやすい「持ち歩ける暑さ対策アイテム」へのニーズは高まっており、冷感タオルやハンディファンを中心に市場の活況が続きそうだ。

家具・インテリア分野で培った商品開発力を活かしながら、不二貿易は暮らしに寄り添う季節商品として冷感グッズのラインアップ拡充を進めている。暑さとの付き合い方が変化するなか、こうしたアイテムは夏の定番としてますます存在感を高めていきそうだ。