銀座で江戸の金魚文化を再発見!アートアクアリウム美術館 GINZAが東京都と連携した特設展示をスタート

幻想的な光と音、そして優雅に泳ぐ金魚が織りなす「アートアクアリウム美術館 GINZA」で、江戸時代から続く金魚鑑賞文化に焦点を当てた特設展示が2026年9月14日からスタートした。

東京都と連携し、金魚鑑賞を入り口として江戸文化の魅力を紹介する今回の取り組み。普段何気なく目にしている金魚と、江戸の人々の暮らしや美意識との深いつながりを知ることで、アートアクアリウムをより違った角度から楽しめそうだ。

金魚を通して知る、江戸の人々の暮らし

今回の特設ブースでは、江戸時代の浮世絵や歴史などを紐解きながら、庶民の癒やしとして親しまれてきた金魚の文化を紹介する。

現在の東京の礎となった「江戸」は、当時世界最大規模の人口を抱える都市へと発展。そこで暮らす人々の営みから、独自の文化や芸術が数多く生まれた。

そのなかでも金魚は、江戸の庶民にとって身近な存在。金魚を鑑賞する文化が広がり、当時の大衆文化を代表する浮世絵にも、その姿が数多く描かれたという。

特設展示では、こうした金魚と江戸文化の関係を知ることができ、アートアクアリウムの世界をより深く楽しむきっかけを提供する。

「上見」に見る江戸時代の金魚鑑賞

江戸時代の金魚鑑賞で特徴的なのが、「上見(うわみ)」と呼ばれるスタイルだ。

当時は現在のようなガラス製の水槽が貴重だったため、桶などに入れた金魚を上から眺める鑑賞方法が確立された。

水面を優雅に泳ぐ金魚の尾鰭や、美しく広がるシルエットを上から楽しむ「上見」は、江戸の人々を魅了。金魚の美しさそのものが一つの文化として楽しまれていたことが分かる。

こうした伝統的な鑑賞方法は、現在のアートアクアリウムにも受け継がれている。

伝統文化を現代アートとして表現する「アートアクアリウム」

「アートアクアリウム」は、金魚が泳ぐ水槽を光・香・音などで演出する没入型エンターテインメントアート。

江戸時代から続く金魚鑑賞の文化と、日本の伝統文化、そして現代的なアート表現を融合させている。

館内には、美しい金魚を上から見下ろす「新金魚品評」や、伝統工芸のカットグラスと金魚の生命感を組み合わせた「切子品評」など、金魚の美しさをさまざまな形で楽しめる作品が展示されている。

単に幻想的なアート空間を楽しむだけでなく、その背景にある江戸の美意識や文化を知ることで、作品の見え方も変わってきそうだ。

銀座で楽しむ“江戸文化への入口”

アートアクアリウム美術館 GINZAは、銀座三越新館8階に位置する常設美術館。2007年の誕生以来、累計1,300万人を動員しており、現在も銀座から日本ならではの美意識を発信している。

今回の東京都との連携による取り組みは、アートと歴史を組み合わせながら、江戸文化を身近に感じられる機会となっている。

ショッピングや銀座散策の途中に立ち寄り、幻想的な金魚の世界を楽しみながら、江戸の人々が愛した金魚文化にも触れてみてはいかがだろうか。

アートアクアリウム美術館 GINZA 施設概要

施設名称
アートアクアリウム美術館 GINZA
(ART AQUARIUM MUSEUM GINZA)

所在地
銀座三越新館8階(入口は9階)
東京都中央区銀座4-6-16

営業時間
10:00~19:00
※最終入場受付18:00
※営業時間は変更となる場合あり

入館料
一般:WEBチケット2,500円/当日券2,700円
学生(中学・高校・大学・専門):WEBチケット2,200円
※学生はWEBチケットのみ

小学生以下:一般・学生1名につき、小学生以下の子ども2名まで入場無料

アクセス
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」直結

東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」9番出口より徒歩5分

都営浅草線・東京メトロ日比谷線「東銀座駅」より徒歩2分

JR「有楽町駅」中央口・銀座口より徒歩9分

※休館日は銀座三越の休館日に準じます。メンテナンス等により不定期休館となる場合があります。